国学の敗戦
先の大戦において、銃後を支える「思想戦」の拠りどころとなった「国学」あるいは「国学的なるもの」について考察する。本来、近世中期に発祥した古典学である「国学」は、誤読と曲解を重ねられ戦争遂行に資する「思想宣伝の具」として利用された。戦後、大久保正が「似而非国学の巨大な偶像」と呼んだ「国学的なるもの」の正体を、戦中から敗戦を経て戦後に至る時間軸の中で明らかにする。 序論 「国学的なるもの」の思想戦敗北 第一章 馭戎論と戦争 第二章 幕末勤王歌論と時局 第三章 宣長国学と小学教科書 第四章 日本精神論と非常時 第五章 「日本的なるもの」と北支事変 第六章 国生み神話と大東亜共栄圏 第七章 神風史観と本土決戦 初出一覧 跋文 索引(人名・書名・事項)
- 出版社
- ぺりかん社
- 発売日
- 2025-08-01
- ISBN
- 9784831517029
