
古典にみる日本人の生と死 いのちへの旅
日本人はどのように死を受け入れ生きてきたのか。 いのちへの畏(おそ)れが失われつつある現在、かつて持ち得ていた生と死をめぐる、いにしえの人々の豊かな知恵と視座の回復を目指す。神話に始まる古事記から近代の漱石まで、文学・芸能・宗教の古典作品を通して、日本人の、そして我々の死にまつわる文化を見極める。 【伝統や文化が共有されていた時代には、いのちは自己を超え、他者とつらなり、万物に開かれていたといってよい。 そのいのちの暖かさや哀しさやなつかしさを体得するには、人が生まれ、老い、病み、そして死んでいく現場に立ち合い、共体験するに若くはない。なぜなら、そこには必ず生老病死をめぐることばや仕来り、儀礼や信仰があり、それらが文化として継承されて来たにすぎない。 本書は、いのちへの遡行を通して、文化・型の発生のメカニズムを見極めようとする三人の学徒の熱意から生まれた共同研究の成果である。...「はじめに」より】
- 出版社
- 笠間書院
- 発売日
- 2013-05-20
- ページ数
- 460ページ
- ISBN
- 9784305706935
