
西鶴と浮世草子研究 第五号
都市の消費文化の代表格、芸能は、 江戸時代前期、浮世草子とどう絡み合っていたのだろうか--。 浮世草子は成立の当初から芸能と密接な関係にあった。 西鶴は役者や俳人との親交から役者ばなしの可能性を開き、其磧は旦那芸が高じて役者評判記を定期刊行物として定着させ、南嶺は衒学趣味溢れる劇書というジャンルを確立した。 彼らの活躍時期はそれぞれ元禄・享保・宝暦と、歌舞伎を中心とする芸能の時代区分とほぼ合致している。 そうした芸能の変遷と浮世草子の展開がどう関わるのか----草子屋八文字屋が芸能文化の普及に果たした役割を含め、改めて問題提起を試みる。 西鶴と浮世草子時代周辺の、人形浄瑠璃・歌舞伎を中心とした演劇のほか、雑技・話芸・歌謡といった身体芸に関わる諸芸全般を、広くとりあげ、それらの関係を結びつけていきます。 江戸時代前期の芸能のあり方を考え抜きます。
- 出版社
- 笠間書院
- 発売日
- 2011-06-21
- ページ数
- 360ページ
- ISBN
- 9784305602053
