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紅藍

紅藍

高田正子

◆第四句集 結社「青麗」設立は二〇二三年八月十日です。その時点までの歳月をここに総括し、来る三周年へ向けて、心あらたに歩み出したいと思います。 ◆収録作品紹介 発たれしや辛夷の空をまなうらに てつぺんにまた鳥を呼ぶ山辛夷 いちじくはいづこに実りても冥し 木犀の潤みはじめの香りとぞ あをぞらや枯れつくすとは水面にも 余白より空白多き日記果つ たましひのしづかなひとへ花吹雪 黄泉と書くかの世の水も澄みたるや 地獄絵の炎のすきま紙魚走る 秋澄むや水のごとくに火を描き 濡れ渡る地に葛となく萩となく 冬の日を動かしてゐる泉かな

出版社
ふらんす堂
発売日
2026-06-10
ページ数
196ページ
ISBN
9784781418285

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