教育現象を解剖する = An Anatomy of EDUCATIONAL PHENOMENA : 「あたりまえ」の問いかた
現代日本社会を生きる誰もが関わりを持つ教育現象の過去と現在について、社会学の視点から読み解く方法の獲得をめざす。常識の相対化(1章)、子ども観(2章)、学校の歴史(3章)、学校の統合機能(4章)と分化機能(5章)、教育の実践(6章)、教育問題(7章)と、教育を考える上での重要テーマを厳選し、理論的、質的にアプローチすることで新たな見方を獲得し、教育の閉塞状況に風穴を開けようと試みる意欲作。 【主要目次】 第1章 教育を学ぶ:分析概念を使って教育現象を読み解く(北澤毅) 1.教育の「何」を「いかに」学ぶのか 2.教育現象を解読する方法としての社会学 3.常識とは何か 4.常識を相対化する方法について 第2章 子ども:「子どもらしさ」は社会がつくる?(高橋靖幸) 1.<子ども>の誕生 2.日本における「子どもらしさ」の発見 3.保護される子ども 4.20世紀における子ども観 5.科学の時代のなかの子ども 6.新しい時代の子どもの理解の試み 第3章 学校の歴史:「閉じ込め」と「切り離し」の過程(水谷智彦) 1.近代学校が普及する前の教育 2.教育を分業する 3.一斉教授の起源と原理 4.近代公教育の理念と実態 5.身体の近代化 6.大衆教育社会の成立 第4章:学校の統合機能:学校は何に失敗し、成功しているのか (稲葉浩一) 1.統合装置としての学校 2.望ましさを伝える装置としての学校 3.人をつくりかえる装置としての学校 4.学校の失敗と成功 第5章 学校の分化機能:教育格差を論じるための視点(数実浩佑) 1.学校教育のもうひとつの機能 2.機能主義という視点:学校の機能不全を明らかにする 3.葛藤理論という視点:学校は不平等を再生産し、正当化する 4.機能主義からみるアファーマティブアクション 5.葛藤理論からみるアファーマティブアクション 6.理論という「色眼鏡」を2つt用意する 第6章 教育の実践:教育の相互行為の解剖(粕谷圭佑) 1.実践を社会学するとは 2.授業という状況 3.教師という存在/児童という存在 4.学校ではなにを学ぶのか 5.授業をつくる会話の実践 6.教育実践の解剖からその先へ 第7章 教育問題:誰が・何を・どんな問題として語っているのか?(今井聖) 1.教育問題を問い直す 2.いじめ問題の再定義 3.社会現象としての発達障害 4.「不登校問題」の語られ方 5.教育の実践者として教育問題を観察する
- 出版社
- 北樹出版
- 発売日
- 2026-03-01
- ISBN
- 9784779308000
