
明治期英字新聞『ジャパン・ウィークリー・メイル』 第1期:1870-1899 第4回配本: 1885-1889 (英文復刻版) 全10巻 別冊解説・索引◆
明治期の最重要英字新聞Japan Weekly Mail紙復刻版の刊行も順調に進み、第4回配本(1885-89年)がとなりました。明治中期となったこの時代、JWM紙の経営も安定、国際報道活動はさらに本格化し、日本のメディアとして初めて特約権を得たロイターからの配信や欧米主要都市に配置した通信員により、日本の報道機関の世界の窓口として大きな影響を発揮します。特にメディアの力を重視した明治政府は、不平等条約改正へ向けた欧米言論界への働きかけに間接的にこの新聞を利用したとも言われており、親日家であった主筆フランシス・ブリンクリーによる、日清・日露戦争へと向かってゆく日本を擁護した報道姿勢や、その背景にあった日英同盟締結への本紙の非公式な役割なども含め、今後の近代政治・外交史そしてジャーナリズム史の研究に、一次資料としての本紙の重要性はより高まることでしょう。また、本格的な日本紹介書など多くの著書もあるブリンクリーは、文化面の記事も充実させており、日本文学の英訳や研究を始めとした欧米人ジャパノロジスト達による多彩な日本関連記事を掲載しています。今回の別冊には見出し語索引に加え、明治期の外国人による日本文学研究の発表の場としてのJWMの重要性に着目した、生野摂子氏(鶴見大学名誉教授)による解説が書き下ろされています。
- 出版社
- エディション・シナプス
- 発売日
- 2008-09-25
- ページ数
- 6300ページ
- ISBN
- 9784861660238
