ナノ・ソート
現代の美学のためにーー現代美術についてではなく、現代美術で考える、ひとつの実践としての極小の思考(ナノ・ソート)。 ドクメンタ11からドクメンタ12へ。 ヴェネツィア・ビエンナーレ、マニフェスタ、ミュンスターの彫刻プロジェクト、 社会彫刻、開かれた作品、オルタナティヴ、PC(政治的正当性)。 作品を制作することだけがアートではない、誰もがアートをとおして世界に言及することができるーーアーティストだけでなく、間接的に関わるキュレータ、表現を受け止める観衆について、そして日常生活から発言するための方法としてのアートを考える。 世界に沈黙する危険と、世界に言及する危険 ……アートと社会の関係について フィクションとしての歴史 ……事実を覆い隠すもの、あるいは世界から切断されたもの 二つのボールを追いかけて…… ……ウリ・ツァイの、見つめえぬものと名づけえぬもの キッチンという工場 ……モナ・ハトゥムとジャニーヌ・アントーニ 二人のジョアン ……愛と妖精と、そして世界 水滴の彼方 ……イリヤ・カバコフの美術館と共同キッチン そしてそこに、傷口が密かに口をあけた ……ピピロッティ・リストという凶器 存在としての光 ……ジェームズ・タレルという視覚理論 フォトジェニックの憂鬱 ……ウォルフガング・ティルマンスという純粋 古着屋の奥からの視線 ……クリスティン・ヒルとボイス、そしてエーコ 小さな物語の復権 ……アッティラ、アタマン、ケントリッジ 道は身体のただなかに終わる? ……知識という抑圧から逃れて 階段の下の作業部屋 ……フィッシェリ&ヴァイスの奇妙な歪み 丘を下り、雑踏のなかへ ……多視点の歴史、実践としての言説
- 出版社
- 彩流社
- 発売日
- 2008-01-18
- ページ数
- 330ページ
- ISBN
- 9784779112997
