日本合成繊維工業確立史 : 消極的代替から積極的利用へ
本書は、黎明期日本の合成繊維工業を対象として、天然繊維の代わりとなることを期待されていた合成繊維が、次第に独自の素材として取り扱われるように変わっていく過程を描き、新産業と新素材の成長の本質に迫ろうとするものである。国産合成繊維ビニロンをめぐる倉敷レイヨンと鐘淵紡績、羊毛代替が謳われたアクリルをめぐる東洋紡績と日本毛織などの事例とともに、合成繊維による天然維代替という繊維観のもつ規定性とそこからの脱却を明らかにする。
- 出版社
- ミネルヴァ書房
- 発売日
- 2026-02-01
- ISBN
- 9784623100033
