
ニコラ・プッサン 絵画的比喩を読む
「物語と、そして絵を読んで下さい」▼17世紀フランス古典主義の画家ニコラ・プッサンは、「絵画的比喩」を駆使し、絵画にあらゆる「意味」を託した。▼ニコラ・プッサンの魅力はどこにあるのだろうか——。「画家・哲学者」と称されたプッサンは「私は何ごともなおざりにしなかった」と明言し、生涯にわたり、カンヴァスの隅々にまで神経を行き届かせた物語画と「理想的風景画」を描き続けた。本書では、プッサンがローマにやって来てから、フランスの顧客に「物語を、そして絵を読んでください」と手紙を書いた1639年に至るまでの、およそ10年間に描いた数枚の絵画を取り上げる。リシュリュー枢機卿の依頼で描いた作品、友人画家に送った作品をつぶさに分析し、野心家プッサンのたくらみを明らかにする快著。カラー口絵8頁。
- 出版社
- 慶應義塾大学出版会
- 発売日
- 2010-02-01
- ページ数
- 520ページ
- ISBN
- 9784766417166
