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新渡戸稲造 日本初の国際連盟職員

新渡戸稲造 日本初の国際連盟職員

玉城英彦

新渡戸稲造は、世界平和を構築するために 1920年に組織された世界最初の国際機関である 国際連盟において日本人第一号の国際公務員として、 激動の時代に輝かしい功績を残した。 その新渡戸は、むしろ「日本人らしさ」を 強烈な個性として前面に出して国際社会で活躍し、 評価を得た。 38歳で『BUSHIDO: The Soul of Japan(武士道)』を 出版したが、ここで描かれる「日本の魂」も、 世界のコンテクストの中で語られた。 「ふつう」「通常」が通用しない国際社会で、 新渡戸の生き方はテキストになる。 本書は、これから活躍する若者たちに向け、 国連・世界保健機関(WHO)で15年活躍した著者が語る、 ひとあじ違う新渡戸の評伝である。 「to beというのはto doというよりも はるかに重んずべきものぞ。 汝、善なるべし、しかして汝のなすところ皆善なるべし」 →これを著者の言葉で言うと 《何を成すかではなく、どういう人間であるべきか》が 人生ではまず問われるべきである…… 新渡戸は人生後半で順風満帆とは行かなくなり、 日本は国際連盟を脱退、戦争への道を突き進むことに なった。新渡戸のその陰の一面も正面から取り上げ、 彼が経験した一連の出来事の背景と歴史的意味を考える こととなる。政治家も知識人も国民も、 大きな時代の流れを止めることができなかった、 という、いまに通じる当時の情勢を検証し、 今後のよりよい転換に本書が役立つのであれば…… と考えます。

出版社
彩流社
発売日
2017-12-26
ページ数
216ページ
ISBN
9784779123078

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