
オリエンタリストの憂鬱
アンコール遺跡が廃墟から蘇り世界的な文化遺産として有名になったのは、フランスの冒険家・考古学者による発見・採掘があったからこそです。そしてフランスがその後、カンボジアをはじめとするインドシナの考古学・歴史学研究をリードしてきたのは誰もが認めること。しかし、彼らがパリに大量の美術品を持ち帰り、西欧のエキゾチズム嗜好に合わせてデフォルメして紹介したのも事実です。その背景にあったのはフランスの植民地政策。考古学は政治とは切り離せないものなのでしょうか。 気鋭の美術史研究家がパリの膨大な一次史料を渉猟し、ついにフランスのインドシナ考古学研究史を再構築しました。フランスにとっては触れられたくない事実がどんどん出てきます。そして… ルイ・ドラポルト、エミール・ギメ、ルイ・フィノ、ポール・ペリオ、アンリ・パルマンティエ、ジョルジュ・グロリエ、アンリ・マルシャル、ジョルジュ・セデス、アンドレ・マルロー等々…ビッグ・ネームが続々登場します。果たして彼らはアジアから何を持ち去ったのでしょうか。
- 出版社
- めこん
- 発売日
- 2008-12-04
- ページ数
- 582ページ
- ISBN
- 9784839602185
