
世代をむすぶ 生成と継承
◆人生と学問◆ 本巻は、多くの対話から成っていますが、相手によって、時期によって、場所によって、聴衆によって、語りの展開のしかたも微妙に違い、語り口もいろいろです。しかしそれは、「ズレのある重ねの語り」です。「どのようにして研究者になったか?」「人生の転機は?」「人生と学問の関係は?」「なぜ質的研究をはじめたのか?」「質的研究とは何か?」など、著者の研究者としての人生が、青年期から中年期まで、具体的に、率直に語られています。生きつづけるということは、同じ状態を維持することではなく、新陳代謝によって死と再生を繰り返す営みです。世代を超えて何かを受け継ぎ、また次の世代に継いでいく「生成と継承」の営みは、ひとすじ縄ではいきません。困難ですが、また歩む甲斐のある道です。若い研究者への励ましの書であり、研究と人生の深い考察へと誘う書と言えるでしょう。
- 出版社
- 新曜社
- 発売日
- 2012-01-30
- ページ数
- 344ページ
- ISBN
- 9784788512689
