
戦争が生んだ子どもたち
クラウディーネとナニー、そしてモリーは、第二次大戦中日本軍の占領下にあった「オランダ領東インド=蘭印」(現インドネシア)で、日本人の父と蘭印系オランダ人(インドネシア人とオランダ人の混血)の母から生まれた。実父とは戦後すぐ生き別れとなり、そののち母に連れられて見知らぬ祖国・オランダに渡る。彼女たちは、本当の父の、愛情はおろか存在すらも知らないまま育った。しかも、日本軍収容所体験者たちからは「敵の子」として蔑視されてきた。1990年前後、3人は自分が半分日本人であることを明らかにして、本当の父親を捜し始めた。「わたしは一体誰の子なのか」、「私は望まれて生まれた子か」、「父はどんな人だったのか」、「父は母を愛していたか」、さまざまな疑問が頭の中を駆け巡る。…国と国のはざまでトラウマを抱えながら生きた子どもたちのドラマである。
- 出版社
- 梨の木舎
- 発売日
- 2026-07-10
- ページ数
- 216ページ
- ISBN
- 9784816626043
