死ともののけ
古来の風習が色濃く残る昭和の時代。在野の民俗学者、斎藤たまは、日本各地を歩いて旅した。 彼女の心を捉えていたのは、地域に根づく様々な「もののけ(モノ除け)」=「まよけ」。 北枕や湯灌、たいまつ、白に身を包む、ぜんの綱など、死者を送る場面には多くの習俗が残る。 それは愛惜する死者を、災いなすものから守るためではないのかーー。 貴重な民俗調査とともに独自の死者観・葬送観を導き出す、濃密な民俗誌。 解説・関沢まゆみ 【目次】 1 出棺まで 「死」を起すもの(序にかえて)/魂よび死体の上の魔よけ/死体に入るもの/ 地獄縄/北枕/枕めし/湯灌/棺に納む品 2 葬送 でたちの飯/掃き出す/たいまつ/棺の火/白 3 墓 地どり/穴掘酒/穴守り/塚守り/墓の火/墓以前 4 残る者のつつしみ 喪/耳ふたぎ あとがき 解説 関沢まゆみ 索引
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2025-08-01
- ISBN
- 9784044008604
