新海誠の世界を旅する : 光と色彩の魔術
2019年7月に新海誠監督の新作、『天気の子』が公開される。『君の名は。』『言の葉の庭』『秒速5センチメートル』などの作品の舞台となった土地を訪ね、風景がどのように作品に反映されたかを分析する。さらにこれまでの作品の魅力にふれ、スタジオジブリなど、他のアニメからみた位置づけを考察。日本アニメーション界に衝撃を与えた理由をその技と独自性から探っていく。 はじめに 第1章 幕開けの下北沢ーー『ほしのこえ』 2002年2月2日/新海誠という作家の誕生/アニメ史の中の新海誠 止め絵の美学/再び、下北沢を歩く 第2章 青春の幻影 津軽ーー『雲のむこう、約束の場所』 「国境」へ/初の長編アニメ/聖地の誕生/鉄路が途切れる三厩駅 音楽のある風景/青春の終わり 第3章 岩舟、種子島、そして東京ーー『秒速5センチメートル』 珠玉の短編集/小さな、そして初めての旅路/盲点だった両毛線 「島」という場所/恋愛の距離感/新海節の完成 第4章 異世界への扉ーー『星を追う子ども』 その出来に誰もが驚いた/新海誠とスタジオジブリ/観客はどう反応したか 創作の原点、『ピラミッド帽子よ、さようなら』/「死を描く」ということ 第5章 雨の新宿御苑ーー『言の葉の庭』 雨を描く/風変わりなキャラクターと新宿御苑/東京という「聖地」/一歩を踏み出す 第6章 瀬戸内の島の彼女と、三鷹陸橋の彼ーー『クロスロード』 30秒の「宇宙」/新海誠のCMアニメ/『君の名は。』以前では最高傑作 長編の名手は短編の名手/瀬戸内と三鷹陸橋 第7章 みそカツ弁当を食べながら「糸守町」へーー『君の名は。』 この大ヒットは「最大瞬間風速」か?/「糸守町」へ/3年という時差 飛驒古川を歩く/新海誠のアニメ術/震災の記憶/再び「大ヒット」について 第8章 『天気の子』は、どこの子? 大ヒットの次回作/海外での評価/新海誠は「ポスト宮崎」なのか 新海作品の鉄道風景/2億を目指すべき作家 あとがき
- 出版社
- 平凡社
- 発売日
- 2019-07-01
- ISBN
- 9784582859164
