
昭和俳句の検証
昭和俳句の表現史的構築をめざす 新興俳句を中心に、戦後の根源俳句・社会性俳句・前衛俳句など を再検証。俳壇史的要素を取り払い、作品と直に向き合うことで、 これまで評価されてきたものだけでなく、埋もれた句や俳人をも 正当に復権させる。 富澤赤黄男の句日記「佝僂の芸術」をはじめ、 新興俳句弾圧事件における特高警察の極秘資料など、 初公開の第一級資料も多数収録! 【私は歴史家ではなく、近現代俳句の研究に携わる一研究者にすぎないが、研究上の資料の大切さや、その扱いについての基本は理解しているつもりである。また、そのことに関して何回か私見を公にしたこともある。人との邂逅と同様、貴重な資料(史料)との出会いにも縁というものがある。......(中略)......さて、本書の「昭和俳句の検証─俳壇史から俳句表現史へ」の各論考、「新資料で読み解く新興俳句の興亡」の各資料の背景にも、多くの人々や資料との邂逅・出会いがあったのである。貴重な新出資料を含む多くの資料との出会いは私自身が長年、新興俳句および戦後俳句の研究や新興俳句弾圧事件の解明に持続的に関わってきたことにもよるが、その前提として、新興俳句に直接関わった俳人の方々やその御遺族の方々、戦後俳句に連なる俳人の方々との邂逅があったことが大きな要因である。それらの方々の俳恩と邂逅に改めて深く感謝せねばならない。】...「おわりに」より
- 出版社
- 笠間書院
- 発売日
- 2015-09-28
- ページ数
- 384ページ
- ISBN
- 9784305707857
