馬と人の古代史
古墳時代に始まった馬の導入は、日本の歴史の中でも有数の動力革命であった。渡来人を通じて国策化された馬生産は畿内から全国に広がった。火山灰に埋もれた牧の遺構、古代官道を利用した駅伝制の運用などを検証し、軍事・農耕・荷役・情報伝達・祭祀での役割を通して、馬が古代国家の形成と生活と心性に与えた影響を解説。考古学の成果を中心に、文献史学・動物考古学・分析科学を統合し、馬と人が織りなした古代史を捉え直す。 はじめに 第1章 馬はどのように受け入れられたか 1 馬形埴輪をみる 2 馬生産の始まり 3 畿内の馬生産 4 馬生産を支えた信濃 5 上毛野の馬生産 6 西国の馬生産の開始 7 古代文献にみる馬の導入 第2章 馬生産と馬利用の実像 1 古墳時代の牧の実態 2 馬の搬送ルート 3 古代の役所と馬制度 4 官道の整備と馬 《コラム 馬具の研究》 第3章 古代馬の実像 1 動物考古学から分かる古代馬 2 働く古代の馬 3 エミシの馬 4 馬に関わる祭祀と祈り おわりに 参考文献
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2026-01-01
- ISBN
- 9784047037489
