運命の鎖
帰る場所も生きる道も失った私に、 彼は何度も優しさをくれたーー。 領主館に勤めるスザンナは、敷地内の小さな家でおばと暮らしていた。 だが最愛のおばが亡くなったとたん、くびを宣告されたうえに、 半月のうちに家も明け渡すよう命じられてしまう。 かつて孤児となったスザンナを、おばは温かく迎え入れてくれた。 以来、この家は唯一、心から安らげる場所だったのに……。 退去までにすべきことをスザンナが紙に書き出していたそのとき、 目の前に、おばの最期を看取った外科医ガイが現れる。 初対面では冷たい印象だった彼が、今は気遣う表情を見せている。 その瞬間、必死にこらえていた悲しみがあふれ出し、 スザンナの青白い頬を、大粒の涙が静かに伝っていった。 逆境にめげず、けなげに生きるヒロイン像で大人気のベティ・ニールズ。中でも、いじらしさでは群を抜くヒロインが登場する本作では、ヒーローの魅力もひときわ光ります。最初は冷たく感じられたドクターでしたが、実はさりげなく彼女を助けてくれていて……。
- 出版社
- ハーパーコリンズ・ジャパン
- 発売日
- 2025-11-01
- ISBN
- 9784302103911
