
夜明けの空
◆第一句集 全天を溢れて山の星涼し この先にも一筋縄にはいかないことが、おそらくあるだろう。だが、まっすぐに澄んだまなざしのまま、豊かに涼やかに詠み進んで欲しい。 (序より・高田正子) ◆自選十句 大寒や海の匂ひの子を産みて 添へ乳する背にも子の来る夜寒かな 汗の子の睡る重みとなりてゆく 灯ともせば闇の近づく秋の暮 ひとりごと多き夫なりめうがの子 柚子湯して子とたましひの話かな 遠き日にひとり夕焼を発ちしこと をさなごの来れば焚火の匂ひして 缶切も栓抜もなし鳥雲に いなづまのしづかに明日をかなしみぬ
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2026-07-21
- ページ数
- 196ページ
- ISBN
- 9784781418384