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博多湾に霧の出る日は、

田島安江

塩味にはいつも狂気の味がする 博多の街の空気にも わたしのなかにも ほんのりとした 潮の香りが含まれている そしてなぜか 博多湾に霧が出ると わたしには 人より多めの塩分が含まれてしまうと 男は言う ピリッとした塩味が効いている と言えば聞こえはいいが 実は 凶器を隠しもっているのではないか と疑っているらしい 「博多湾に霧が出る日は」より

出版社
書肆侃侃房
発売日
2002-12-16
ページ数
112ページ
ISBN
9784998067597

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