ホロコースト後の機能不全 : ドイツ、イスラエル、犠牲と加害の関係
★日経新聞書評欄にて紹介されました(2026/4/4) ★朝日新聞「上村剛の新書速報!」にて紹介されました(2026/2/21) ★TBSラジオ「荻上チキ・ Session」に著者出演(2026/2/16) ★文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」に著者出演(2026/2/26) なぜドイツはイスラエルを批判できないのか? ーー犠牲と加害の反転はどのようにして進んだか 『歴史修正主義』(中公新書)で注目された歴史学者が提示するガザ紛争を理解するための新たな視座! ドイツの戦後の歩みはユダヤ人を究極の犠牲者にした! 紛争によりガザが破壊し尽くされた中、イスラエルの姿勢はホロコーストの記憶とも結びつけられる。 ドイツはナチ犯罪者を最後の一人まで裁き続け、「反ユダヤ主義」の撲滅を掲げてきた。 そのためドイツによるイスラエル支援は、補償にとどまらず武器供与まで及んだ。イスラエルへの安全保障は「国是」だったのである。 ドイツの「過去の克服」は、両国の政治、経済、軍事の利害と密接に絡んできた。その歴史を解きほぐし、変化を迫られる姿を描くーー。 世界は戦争を止められないのか。ナチズムの克服は、より良い世界をつくるためではなかったのか。 ドイツとイスラエルの特殊な関係をつまびらかにすることで、ガザ紛争を防げなかった世界構造のねじれが見えてくる。 序 章 世界の機能不全はどのようにして起こったか 第一章 国籍──国民の境界は歴史が形づくる 第二章 裁き──犯罪をどこまで、どう裁いたか 第三章 国際法──反省から生まれた新しい秩序 第四章 償い──和解のための補償、安全保障へ 第五章 言葉と認識──私たちはパレスチナを理解する言葉を持っているか 終 章 ゴルディアスの結び目 序 章 世界の機能不全はどのようにして起こったか 第一章 国籍──国民の境界は歴史が形づくる 一 「国民とは誰か」という問いから始まった戦後 二 「ユダヤ人国家」は領土も国民も流動的 三 歴史が条件付ける移民政策 第二章 裁き──犯罪をどこまで、どう裁いたか 一 ニュルンベルク裁判とその遺産 二 二〇世紀の象徴としてのホロコースト 三 過ぎ去らない過去 第三章 国際法──反省から生まれた新しい秩序 一 戦後、個人の人権が保障されるようになった 二 イスラエルと国際法の矛盾 第四章 償い──和解のための補償、安全保障へ 一 ユダヤ人補償の実態 二 安全保障と軍事協力 第五章 言葉と認識──私たちはパレスチナを理解する言葉を持っているか 一 「言葉」が正義をつくる 二 反ユダヤ主義をめぐる言葉の規制 終 章 ゴルディアスの結び目
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2026-02-01
- ISBN
- 9784040824956
