
凍てつく川を越えて逃げる
【生きのびるため、信仰を守るため、銃弾をかいくぐり、川を渡った】 オランダから北ドイツを経てロシアへ移り住み、困難な開拓の末に平和で豊かな暮らしを手に入れたメノー派の人々。 だが、国家体制の激変とともに、飢饉と暴力、粛清が襲いかかる。 国外脱出のほか、生き延びる道は残されていなかった──。 いま戦火に覆われているウクライナの地で、かつて何があったのか。 半世紀にわたり、史料の奥に息づく人々の生きる姿を見つめ続けてきた歴史家が、踏みつけられた者たちの声なき声に耳を澄まし、その叫びと願いを甦らせる。 序章 メノー派とは 1 オランダからドイツ北部、そしてウクライナへ 第1章 オランダからドイツ北部へ 第2章 ドイツ北部からウクライナへ 2 ウクライナでの生活 第3章 良き時代──一九世紀半ばまで 第4章 ロシア化政策、産業発展、反ドイツ人感情 第5章 苦難の時代──第一次世界大戦、社会主義革命、内戦、大飢饉 3 スターリンの圧政とメノー派移民の抵抗 第6章 スターリンの圧政とメノー派移民の抵抗──西シベリアの状況 第7章 モスクワ経由の北アメリカ移住に立ちはだかる困難 4 凍てつくアムール川を越えてハルビンへ 第8章 凍てつくアムール川を越えてハルビンへ 5 新しい世界への移住 第9章 ハルビン難民のアメリカ移住 第10章 ハルビン難民のパラグアイ・ブラジルへの出発 第11章 パラグアイとブラジルにおける入植活動 おわりに 謝辞 参考文献
- 出版社
- 亜紀書房
- 発売日
- 2025-09-05
- ページ数
- 272ページ
- ISBN
- 9784750518862
