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自助グループの哲学対話

自助グループの哲学対話

横道誠

自助グループのミーティングに参加すると、自分の分身に出会えると言われている。 異様なほど自分とそっくりの経験を持ち、同じような苦しみを抱えている人が参加しているのだ。 当事者として、あるいは共事者として覚醒し、参加者同士の魂が結ばれていく。 救済を得ることがかなわず、生活が行き詰まったとき、 私たちを優しく抱擁してくれるのが自助グループというシステムなのだ。 自助グループ活動の哲学的な本性を「マコト」と「編集者」の対話によって描き、実際の運営のすがたを展望する。 第1章 当事者が生きている世界 #1 オートフィクション 若いマコトの日常 #2 奇跡に満ちた液状化世界とアンサング・ヒーロー #3 同時的に上昇し下降する歴史を観測する者 #4 死後の生者 #5 私たちには固有の当事者性と共事者性がある 第2章 自助グループに参加してみる #1 オートフィクション 初心者としての若いマコト #2 種類と場所と日時 #3 言葉が私たちの世界を構成する #4 自助グループでは仲間とロールモデルに出会える #5 複数の自助グループを体験せよ 第3章 自助グループを主宰する #1 オートフィクション 司会進行を務める若いマコト #2 運営スタイルの設定 #3 ファシリテーターはナッジする #4 共同の物語が回復能力を帯びる #5 運営スタイルの改定 第4章 社会変革に挑む #1 オートフィクション 講演する若いマコト #2 参加者の環境を更新すること #3 自助グループの社会への回路1 ボランティア、サードプレイス、アナキズム #4 自助グループの社会への回路2 アソシエーションとアジール #5 多面的アイデンティティのための瞬間的ユートピア 第5章 成果を結晶化させる #1 執筆する若いマコトに関するオートフィクション #2 フィールドワークの実施と整理 #3 オートエスノグラフィーを作成する #4 オートフィクションの可能性 #5 お祭りをやって楽しむ  付 録 1小冊子『自助グループの教科書』の再録 2当事者たちへのインタビュー No1 じぶんの生き方を見つめ、不必要なものを手放し、じぶんの人生を手に入れるための場所 〈アノさん〉(10) No2 自助グループに参加すると「心が動く」〈ヨシさん〉 No3 悩んでいるのは私だけじゃない〈オレンジさん〉 No4 難病向けの自助グループを運営しはじめた〈ごとうさん〉 No5 「関西ほっとサロン」など自助グループの立ちあげ〈広野ゆいさん〉

出版社
実生社
発売日
2026-08-04
ページ数
232ページ
ISBN
9784910686202

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