科学的発見のパターン
科学的な発見は、いかにしてなされるのだろうか? 本書でハンソンは「観察」に着目する。例えばケプラーは、他の人々と違う空を見ていたわけではない。しかし彼が空を見る際に背負っている「理論」が変わることで、惑星の楕円軌道という新発見がなされたのだ。このように観察という行為の「理論負荷性」を看破したうえで、単なる演繹や帰納によってではなく、観測データ群を説明できるような新たな概念パターン=理論の探究によってこそ、科学的発見は達成されるとハンソンは説く。科学の本質を新鮮な視点で捉え、クーンらとともに20世紀半ばの「新科学哲学」を牽引した古典的名著。 解説 岡本拓司 序論 第1章 観察 第2章 事実 第3章 因果律 第4章 理論 第5章 古典質点物理学 第6章 素粒子物理学 原注 訳者あとがき 講談社学術文庫版あとがき ちくま学芸文庫版あとがき 解説 歴史の中の『科学的発見のパターン』(岡本拓司) 索引
- 出版社
- 筑摩書房
- 発売日
- 2026-06-12
- ページ数
- 448ページ
- ISBN
- 9784480513571
