
日本史の謎を攻略する
誰かがあなたの目を曇らせるために創り出した、 作為的なイメージを事実と思い込んでいないだろうか。 96話で日本史の常識を疑う。 歴史のほんとうの姿をどう見つけていくのか。恰好の指南書。 【…江戸時代の鎖国体制・百姓一揆などは、あとに続いた明治国家による作為があるようだ。自分たちが倒した江戸幕府にことさらに暗い世相・劣った社会体制の時代というマイナスイメージを与え、倒幕を義挙だったと思い込ませたい。自分たちこそが正義漢で救世主であり、そのお蔭ですくなくとも前時代よりいい時代になった。あんな前時代には戻りたくない。そう思って、現国家を支えて貰いたい。だから江戸時代の実態を覆い隠してまで、理不尽で悪い施策に苦しんだ社会と誤解させたい。どうも私たちは、そうした作為がなされたものをそのまま実像と思い込んでいる。前の時代に生きていたより今はましだ、と。それを剥ぎ取る努力をしないと、歴史のほんとうの姿は見えてこない。】はじめにより。
- 出版社
- 笠間書院
- 発売日
- 2014-02-21
- ページ数
- 298ページ
- ISBN
- 9784305707208
