
【新装版】野十郎の炎
ロウソクの炎の絵を描き続けたことでも有名な異端の画家の生涯を描く。〈写実〉を突きぬけた絵が問いかけるーーリアリズムとは何か、目に見えぬ闇を描くとはどういうことなのか。自然の細部に宿る神秘の世界を描ききろうとした画家は、画業に対してはどこまでも厳しく自らを律したが、生活者としては、彼に接した人々はみな、その優しさと気配りの細やかさに感銘を受けた。2025年に没後50年を迎え、千葉、福岡、愛知(豊田市)、大阪、東京、栃木(宇都宮市)の6か所の美術館で今夏から2026年秋にかけて大規模な展覧会が開催される。 序 章 第一章 画家への道 長兄宇朗と青木繁 軍都久留米の少年時代 恩賜の銀時計辞退 第二章 故郷を捨てる 三十九歳の洋行 椿柑竹工房 宇朗夫妻の死 第三章 おれのパラダイス 慈悲の炎 闇を描く 秩父札所めぐり パラダイス消滅 第四章 死後の栄光 野十郎発掘 足音を立てず 高島野十郎略年譜 あとがき 参考資料 〔解説〕 西本匡伸
- 出版社
- 弦書房
- 発売日
- 2025-08-31
- ページ数
- 224ページ
- ISBN
- 9784863293137
