
自然観の変遷と人間の運命
自然は人間のいのちを育み涵養するものであるはずながら、時として人々を悲嘆の淵に追いやる災害を引き起こす。それを含めて人間は自然を「運命」として受け止めつつも、それを克服する術を求めて科学と技術を発展させてきた。 ところが、いまやこの科学と技術という人間的営為が、制御不可能・処置不可能な様相を呈し始め、これもまた「運命」として私たちの生活に大きく深刻な影響を及ぼしている。 科学技術が人間の対応能力をはるかに超える核廃棄物を生み出したことそれ自体が、人類の「運命」の鍵を握るに至ったのだと言えるであろう。(「まえがき」より) 哲学・倫理学を中心に、自然と人間とのかかわりの根本を問う11本の論考集。
- 出版社
- 東北大学出版会
- 発売日
- 2015-12-14
- ページ数
- 304ページ
- ISBN
- 9784861632617
