
世界の意味
世界には目的がなく、究極の価値が信じられていた時代も過ぎ去ったとすれば、この世界の意味(サンス)はどこにあるのか? 1993年、冷戦終結後の〈歴史の終わり〉という世界史的状況下に書かれた本書はナンシーのまぎれもなき主著にして理論的頂点であり、その哲学の歩みのなかで『無為の共同体』に劣らぬインパクトを保ち続けている。長らく訳されずにいた問題の書、30年以上の時を経て全訳。 世界の終わり 宙吊りの歩み 意味と真理 哲学のスタイル いかにして砂漠は広がるか 存在の意味 無限な有限性 差延 空間──境界 空間──星座 精神分析 贈与。欲望。「アガトン」 意味、世界、物質 触れること 張り 誰か 「世界」の「意味」 絵画 音楽 政治 1 労働 政治 2 主体、市民、主権、共同体 絆。結び合い。言葉を発すること 政治的エクリチュール 芸術、すなわち断片 断片から断片へ アイステーシス 特異なものとしての象徴的なものについて 「コーダ──オルギア」 悲嘆。苦痛。不幸 世界 みずからを感覚するいくばくかの意味 対話 1 対話 2 訳者あとがき 訳 註
- 出版社
- 法政大学出版局
- 発売日
- 2026-04-06
- ページ数
- 352ページ
- ISBN
- 9784588011979