
内村剛介著作集 第3巻 ソビエト作家論
●エセーニンからソルジェニツィンまで、著者のこよなき偏愛と葛藤の対象の作家たち。彼らは文学において自己の使命を全うしようとしたがために、必然的に権力と激しく確執を醸した人々でもあった。 ●ロシアにおける文学と革命の交錯 ロシアにおいて「文学」とは単に芸術の一分野というものではなく、その内部に「哲学・思想・歴史・倫理」を包含する巨きな役割を担ってきたと言われる。そして、その「文学」は、到来した社会革命と果たしてどのように遭遇し、また遭遇せざるを得なかったか。ロシアを襲ったボリシェヴィキ革命が「文学」にもたらした軋みの諸相を個々の文学者たちの肖像を通じて、その悲劇的意味について考察する。 ●作家ソルジェニーツィンとの邂逅と別れ なかでもいわゆる「雪解け」後、「イワン・デニーソヴィチの一日」を引っ下げて登場した作家ソルジェニーツィンの存在は著者にとって特別な意味をもつ。彼の文学に共鳴し、全身で並走を続けながら、しかしやがて離反していくこととなるこの作家に関する著者の文章を、執筆年代順に集大成する。
- 出版社
- 恵雅堂出版
- 発売日
- 2009-09-30
- ページ数
- 623ページ
- ISBN
- 9784874300435
