
内村剛介著作集 第4巻
ロシア・インテリゲンチャとは何か。またそれは如何なる意味で問題的問題となるのか。[インテリゲンチャ/ナロード]というロシア的メビウスの環を、著者独特のアプローチから読み解く。 ●〈インテリゲンチャ〉というテーマの普遍性 近代世界に遅れて登場したロシアがその内的必然から提起した問題として「ロシア・インテリゲンチャとは何か」というテーマがある。ロシア特有のこの課題は日本にも輸入されて日本型知識人のテーマとして受容され、「知識人とはいかなる人間か、またいかにあるべきか」という問題として血肉化されていった。著者はその系譜と問題性を剔抉するべく、先ずロシアの生んだ巨人ドストエフスキーを俎上に上げ、その真骨頂を探るとともに、日本知識人に祀り上げられてきた「ヤマト・ドストエフスキー」という偶像化を排し、独自のドストエフスキー像を呈示する。 ●人間にとって革命とは何か——コングロメラ・デ・リュス ロシア・インテリゲンチャ論とは同時にロシア・ナロード論でもある。「社会主義」に向かう社会的波濤と直面することとなった革命期のロシア・インテリゲンチャたちは、この巨大な波濤とどのように対応・対峙したか。「コングロメラ・デ・リュス」論において、詩人エセーニン、ブロークたちの苦悩を辿りながら、ロシアにおける「神」と「社会主義」の諸相を追尋し、「人間にとって革命とは何か」を問うに至る。
- 出版社
- 恵雅堂出版
- 発売日
- 2010-03-30
- ページ数
- 613ページ
- ISBN
- 9784874300442




